アメリカと日本の車に関する違い

私は主人の仕事で5年間アメリカで生活をしました。アメリカは日本と違って、車がなければ生活ができないくらいの車社会で、一人一台車を所持し、近所のお店に買い物に行く時も車に乗るし、子供が公園に遊びに行く時も車で連れていき、幼稚園の送り迎えも車、とにかくどこへ行くにも車が必要です。

私も必要に迫られて車を運転していたのですが、アメリカは道が広くとても車の運転がしやすかったです。日本のように電信柱ギリギリのところを走ったり、狭い道を車がすれ違ったりすることなんてありません。また駐車場も広く、日本のようにバックで駐車することなんてめったになく、ほぼすべての車が頭から駐車してバックで出ていくといった具合でした。私もアメリカで運転をしていたときはバックの駐車なんて一度もしたことがありませんでした。アメリカから帰国した直後は日本での運転は高いレベルが要求されると思いました。

またアメリカは車を持つにも日本ほど高いお金がかかりません。運転免許は日本円で3000円程度で受験ができるし、車を所持してからも車検がなく、自己管理で車のメンテナンスをしていくようになっています。よって日本のように教習所できちんと安全に関する講義を受けたり、教官が隣に乗ってきちんと教えているわけではないため、未熟なドライバーは本当に危険です。また車検がないため車のメンテナンスを定期的にやることがないので、急にエンジンが止まって渋滞したり、青信号ですぐに発車できず迷惑をかけている車もいます。それに比べて日本では教習所で徹底的に運転技術や安全運転の知識を教えられ、定期的に車検をして、と言った具合に車を所持して運転するということに対する責任や自覚をしっかり持たなければならないというシステムが根付いているので本当に素晴らしいと思います。

アメリカは国土が広いことや治安のこともあって移動手段として車が必要で、日本に比べて安く車を持つことができるとは言ってもやはり維持費やガソリン代は必要です。日本は治安が良く歩いて生活もでき、交通も発達しているため車が絶対に必要ということではないため恵まれた環境だと思います。
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