大嫌いから楽しみに。数字でハマってしまった私の趣味

かつての私は、歩くことが嫌いでした。たとえ10分歩く距離でも、15分後のバスを待つくらい歩くことが億劫でした。
そんな私の今趣味はなんとウォーキング。なぜこんなにも歩くことが好きになったのか、それは「成果が目で見えるから」です。
もともと食べることが大好きな私が仕事を辞め、じわじわと体重、体型が変わり、しぶしぶウォーキングを始めたことがきっかけでした。
何の目的もなく、ただ歩くだけだと無駄に感じてしまっていた私ですが、携帯をふとみると、健康をサポートするアプリが入っていました。試しにそれを開いてみると、歩いた分の歩数がすぐに表示され、さらに階段や坂などのアップダウンのあるところを歩くと、高さにすると何段くらい上がったのかを推計してくれるものまでついていました。何気なく開いたアプリで「こんなにも歩いたのか」「こんなに階数登ったことになるの?!」なんていう驚きもあり、気付けばそのアプリを見ることが日課になっているほどでした。

毎日少しずつ増えていく歩数を見ると心がおどり、歩くことも楽しくなっていきました。毎日歩くと、大体の日々の平均歩数もアプリで表示されるようになり、その平均の数も増やしていこうと、「毎日最低1万歩」という自分なりのルールまで決めるようになりました。そのうちに段数を増やすことにも熱意が沸き、アップダウンのあるところを積極的に歩くことまでするようになりました。
気づけば昨日の自分との戦いのように歩数を増やすことに情熱を注ぎながら歩いている自分がいて、でもそれが苦ではなく、毎日の数字を見ることが楽しくて歩くことも億劫ではなくなっていました。そんな生活をすること気づけば2年。ふと体重計に乗ると、体重だけでなく、体脂肪もしっかり落ちていました。さらに食べると汗が出てきたり、前年の同じ時期よりも薄着で過ごす自分がいました。代謝もしっかり上がり、痩せやすい身体にもなっていたようです。
ひょんなことから始めたウォーキング。歩いた分だけ数字が表示され、体重の数字も落ちていく。やっぱり「目で見える」って大切ですね。「歩いた分だけのお金がもらえたらいいのに。」なんて思いながら歩くのが最近の楽しみです。