インプラントを選択した理由

わたしは学生時代に交通事故で前歯を一本失いました。
今から約20年も前のことです。

歯の根っこまで抜けてしまいましたので差し歯にすることもできず、ブリッジと言う治療法が選択されました。

ブリッジと言っても失った歯の両サイドの歯をしっかり削って被せる方法ではなく、両サイドの歯は裏面だけを削って後ろから貼り付けるような方法で施術されました。

後から聞いた話ですが、まだ成長過程にあったわたしのことを考えて、この手法にしたとのことでした。

数ヵ月後、突然失った歯の右側の歯が痛みだし、熱が出て眠れないほどになり病院に行くと、神経が死んで化膿していました。
事故でのダメージによるものでした。
神経を抜き、処置をしてもらいました。
その歯が20年後、子供と遊んでいた時に子供の頭突きを食らった瞬間、みごとに割れました。

歯医者で診てもらうと、縦に割れていて抜歯しかないと言われました。
前歯をこれで二本とも失った訳です。

治療法としては入れ歯ブリッジ、もしくはインプラントと言われたのですが、入れ歯はまだ年齢的にカンベンですし、ブリッジにはいい思い出がありません。
しかも前歯二本のブリッジだと、両サイド二本ずつの歯を土台にしなければならず、健康な歯を4本も犠牲にすることになるとのことでした。

悩んだ挙句、わたしはインプラントを選択しました。
保険適用外ですので高額になりますが、前歯が弱いことのデメリットを今まで痛いほど味わってきたので迷いはありませんでした。

現在、抜歯した前歯の傷の回復待ちです。今回、お世話になっている歯医者さんはとても親切丁寧で安心して治療が出来ています。

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