ウインタースポーツ

私には前から興味があった冬のスポーツスノーボードにとても興味がありました。
学生の時から回りの友達がやり始めていたので余計に自分もやりたくて仕方ありませんでした。
しかし、1つだけ問題がありなかなか手が出せませんでした。

それは、高所恐怖症です。
高いところがなにかと苦手でスノーボードをしてきたという友達から写真とかを見せてもらうと景色がすごくきれいなんです。
しかし、景色がきれい=高いという認識で話を聞くと山の上までリフトで上がり、かつリフトも下が見えるので景色もいいし気持ちがいい、という事なんです。
これは完全に高所恐怖症の私にはとてもじゃないけど勇気が出ません…しかし、学生を卒業して始めたいという気持ちを持ちはじめて早5年が経過しました。
いい加減気持ちだけではなく行動に移そうと勇気を出して友達とまずスノーボード用品を購入しに近所のスポーツ店へ行きました。
予算も決めていたのでそのなかでとりあえずブーツ、ウェアー、手袋、帽子、ゴーグルを揃えようと見に行きました。

なにもスノーボードに関して無知だったので友達と店員さんにアドバイスを聞きながら予算以内で上記のものを購入しました。板とゴーグルに関しては友人から借りました。
1度行ってみて続けたい気持ちがあれば板も買って頑張ってみようと思いました。

購入してから数日後友達と一緒に初めてのスキー場にきました。
新しいウェアー、帽子を身に付けてブーツの履き方を聞きながらフォローをしてもらい準備は完了です。
慣れないブーツで歩き方がぎこちなく友人に笑われました。
前売り券を購入していたので通常よりは少しだけ安くなりました。

まずは、友人の指導で基礎の基礎から教えてもらいます。
板の持ち方からセットの仕方、注意点等丁寧に指導してもらいました。

バランス感覚には自信があったのですが滑る前にとにかく板をつけた状態で立てません。
一時間近くすんなり立てるようになるまで練習しやっとの思いでコツをつかんだので少し山を上って滑りの指導に入りました。友達の指導も上手くなんなく基礎の滑りはできるようになりました。
ここまでになるまですでに四時間は経過しています。
時間も残り二時間程度しか残っていないのであとは上までリフトで上って時間をかけてでも降りてくるしかない、とのことで勇気を出してリフトまでやってきました。

もうここまで来たら乗るしかない、と覚悟を決めて友人とリフトにのりました。
しかし、ゴンドラではないので足は宙ぶらりんで揺れもすこしあったので景色を楽しむ余裕ははっきり言ってありませんでした。降りるのも一苦労でした。
降りれずリフトの流れを停めてしまいました。

頂上まで来たので、景色はきれいでしたが、恐怖が先に出てきてしまってなかなか滑れませんでした。
友人が私と向き合うようにして滑ってくれたのですが、恐怖心がありすぎて滑ることができずとにかく立っても転ぶ立っても転ぶで半分を終えました。

友人にも始めてみる私の一面に大笑いされました。
普段は怖いもの知らずでなんでもするのですが今日はそうはいきませんでした。

残りの半分は友人は私よりある程度先の下までスルーっと滑っていきました。
そのあとを追うように必死に滑りました。
すると、さっきまで転んでいたのが嘘のようになんとか残りの半分を転ばずに滑ることができました。

しかし、残りの時間いっぱいいっぱい使って降りてきたもんですからその日はこれで終わりました。
あまりにも楽しかったので自分の板が欲しくなりネットで購入しました。
その購入した板で何度か友人と滑りに行き転んだりはしますが、べったり友人に支えてもらわなくても滑れるまで上達しました。
友人の指導のお陰でここまで上達し冬の楽しみを作ることができました。
やりたい、と思ったことは怖がらずに挑戦するべきだと実感しました。
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