時計の修理の仕事をしています

大きな時計店で働き始めて5年。今は修理の仕事にやりがいを感じています。
最近は時計が安くなってしまい、あとスマホがあって時計自体をはめなくなってしまいましたよね。
そんな中でも時計を大事に使ってくれるお客さんに温かさを感じます。修理の仕事は多岐にわたります。

昔の時計は精密な部品をメーカーには出せないので工房で修理していきます。
最近はそれも徐々にさせてもらっています。
今はめっき装置を使った再めっきを主に担当しています。
めっき装置を使ってもっといろいろな仕事があります。その会社が下記のホームページで静岡にあります。

どの作業も僕にとっては魅力的な仕事ばかりです。
故障を見つけて精密な部品を慎重に入れ替えていき、再び動き出した時には再び命を吹き込めた気持ちになれます。

まためっき装置での再めっきの作業もこれからも長く使ってもらえる証です。
新品同様のめっきで蘇えらせる作業も時計の魅力をまた感じてもらえるという喜びに変わっていきます。
今回の作業は微笑ましい依頼でした。
これまで金めっきだった時計が長年使っていてめっきがかなり剥がれていました。
お母さんが使っていたらしいのですが、娘の就職のお祝いにこの時計をプレゼントしたいそうです。
お母さんが15年以上使っていたそうですが、大事に使っていたおかげで時計としての機能はまだまだ元気に動いています。
そしてめっきは今時の女の子が好きなシャンパンゴールドに変えてほしいという依頼でした。

ちょうど他の修理で同じ色をめっきしていたのでサンプルとしてみせると「この色いいですね。若い人っぽいしお願いします」と色が決まりました。
こういった想いのこもった時計は作業していてとてもやりがいを感じます。
後日お母さんが取りに来てくれて、「イメージしていた以上の出来です。ありがとう」と言ってもらえました。
この仕事は本当に嬉しいことが多いやりがいのある仕事です。